【川口】有名製品を影で支える銘板製造企業「アスリート工業株式会社」

昭和39年に現在代表の父にあたる片岡英之助氏が川口（旧鳩ヶ谷市）の地で始めた個人事業”ユーコー金属”を起源とするアスリート工業株式会社さん。

2020年の今年、56周年にあたる同社は外観部品・ネームプレートを製造する企業です。

自動車やカメラなど誰もが知る有名メーカー・有名製品の部品を多種多様に製造しています。

ネームプレートというと、皆さんはどのようなモノをイメージしますか？

私は金属板にプリントされた会社の表札みたいなものをイメージしました。

アスリート工業さんの実際の製品を見てみると・・・

イメージしていたより製品の守備範囲が広い！

 そもそも「ネームプレート」とはなんぞやから説明しますと、別名「ネームタグ」、「銘板（めいばん）」とも呼ばれ、一般的には板に銘柄を表示したもののことをネームプレートと言うそうです。

上記の写真にもあるように、印刷される板は金属だけでなく、アクリルやプラスチックなど 材質は様々で、

表示手法もシルク印刷、エッチング加工、アルマイト印刷、ダイヤカット、塗装、メッキ、エンボスや抜き加工など、その内容は非常に多岐に渡ります。

また、銘板の仕事の他に下記のような外観部品の仕事もこなされています。

スピーカーのカバーやアルミ製品が並んでいます。

板状などの材料で送られてきたものをに「抜き」、「曲げ」、「孔（あな）←いわゆる穴のこと」、「絞り」などで形状を変えたり、ヘアライン加工、スピン加工で模様をつけたりするんですね。

さらに塗装やメッキなどの表面処理まで対応するのだそうです。

つまりアスリート工業さんは

１）原料から原型部品を作る工場

２）原型部品を「製品に使える部品」にまで加工する工場

３）組み立て工場

の流れの中で「２」の部分を担う、いわば完成製品を支える影の立役者なんですね。